2025-11-28 | report, yohaku cotton study

三浦の綿花畑へ 後編

先日、三浦の畑に行きました。

前回のつづき、綿の収穫です。

白綿の次は和綿を収穫しました。

和綿は日本の在来種。

これがyohakuの「種から作ったシリーズ」で使っている綿です。

和綿は葉が小さく多い。枝が多いのかな?

わたも小さくて下を向いているので、なかなか見つけるのが大変でした。

わたも洋綿よりも取れづらくなっているそう。

でもその話をわたなべさんにすると、「そうかな?もう大体感覚で分かるよ」と言う。

流石でございますね〜!

どうやら、わたが下向きなので、下から手の平を当てて探っているそう。

何度もやっていれば、収穫のコツを掴んでくるのですね。

そうそう、これは白綿ですが、採っている袋の中に枯れ葉が入ってしまいました。

これが編機の中に一緒に入り込んでしまうため、生地にすると黒い点ができます。

できるだけ入らないように、生産過程で取り除きますが、それでもやっぱり入ってしまうのが現実です。

わたしもこの袋の中の枯れ葉を取り除こうとしますが、わたに絡まってなかなか取れない。

これが実際にやってみてよく分かりました。

種から作ったTシャツはあえてこの枯れ葉や枝などのカケラは残しています。

それは素材の品質をそのまま活かすため。

和綿は洋綿より油分が多く、短繊維です。

雨が降ると油分によって水を弾きますが、

それに比べて洋綿は繊維長が長いため雨にすぐ濡れるんだとか。

和綿は高温多湿、そして雨が多い日本の気候に適応して育つので、

わたしたちのからだにもとても合う。

そんな和綿の話を教えてもらいつつ、収穫もだいたい終わりました。

これだけ採れたよ〜と見せ合いっこ。

わぁ短い時間でこんなに!

屋上で育ててた頃とは比べ物にならないくらいの量があっという間に採れました。

綿の良いところ?は収穫するときに、ふわっと握ったときに温かみがあるのがいいですね。

外が寒くても手が冷たくならないぞー

これが今年収穫できた分。このほかに和綿も別にあるそう。

まだ綿が弾けていないものも沢山あるので、今後もまだ収穫できそうです。

そうそう、わたは、花が咲いて葉が枯れてきた頃に弾けます。

花が咲き終わった、蒴(さく)と言われる実のようなものができて、そのあとその中からわたが弾けます。

花が終わった後に葉が枯れて綿がふわっと現れる。

不思議な植物だなぁといつも思います。

わたを外した後の殻は花のように見えてこれも美しい。

畑にいた時間はわずか30分も経たないかな?

あっという間すぎて、足りませんでしたが、

移動時間があるので今回はこの辺で。

やっと行けた綿花畑、楽しい時間はあっという間でしたー

また来るよ〜〜

最後は海を見ながらビューンと帰りました。

また、畑ビューをお届けしますね!